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家族したり、本読んだり、ゲームしたり。 そんな日常の身辺雑記。  
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山田風太郎の『甲賀忍法帖』を、
現代センスでよみがえらせたこのマンガ。
原作は中島らもが絶賛してたんじゃなかったっけか?
山田風太郎はそんなに読んでなかったので、
筋立てを知りたくて読んでみた。

バジリスク甲賀忍法帖(全5巻)
 本編以外にこんなのもあったのねw

徳川家後継者問題と歴史っぽく舞台を整え、
憎しみ合う故郷・伊賀と甲賀それぞれを継いで戦わねばならなくなった
悲劇の若い恋人ふたりを中心に、
何この人間やめた人たち((((;゚Д゚))))ってな忍者たちが
10対10で殺し合う壮絶バトルもの。
うん、これはマンガでいいw

たぶん原作には、
この人外忍法の解説があれこれ入ってるんじゃないかと思うが、
マンガではバッサリとカット。
その分、スピード感が容赦ないので、
これはこれでいいと思った( ̄ー ̄)

だって、細かいこと考え出したら、
それぞれの忍法がかなりオカシイんだもん、いろんな意味で!w

だから細かいことは気にせず、
忍者たちがいかに殺し合うかにひたすらハラハラするべしという、
実に殺伐とした楽しみを追及した作品だ。
まあ山田風太郎にほのぼのを求めている人もいないと思うが。

結末は最初から見え見えなのに、
展開と演出でこうも読ませるのは流石。
今は貴重となった古色センスも、
懐かしいというか伝統美というかw
例えば地蟲十兵衛みたいなキャラ、
今じゃなかなか出せなさそうだなあ……。

しかし、ギャクパロディとめっさ相性がよさそうな作品w
あるんなら是非それも見てみたいw

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メイドものとして名高い、森薫『エマ』。
現代日本のアキハバラあたりにいらっさるエセメイドではなく、
本格!英国!ヴィクトリアン!なメイドさんである。
(メガネっ娘だが)

 本編全10巻+他のメイドさんもの1巻   
 楽しくお勉強できるヴィクトリアンガイドも

もともとお勉強系マンガは大好物なので、
いつかは読もうと思っていたのだ。

で、やっと読んでみての感想。
「ヴィクトリアンな世界がとってもステキでした!
 勉強になりました!」

……うん、イギリス・ヴィクトリア時代の雰囲気を楽しむには、
とってもいいマンガだと思うんだ。
メイドその他の当時の人とか暮らしぶりとか、習俗だとか、
光だけじゃなくて影もしっかり描いていて、
それは本当に興味深かった。

ただなー。
基本となるストーリーに、ちょっと私はついてけなかったorz

いや、いいんだ、フィクションなんだから。
孤児でメイドのエマの恋の相手が、
成り上がりじゃあるが上流階級の端くれであるジョーンズ家長男、
ウィリアム・ジョーンズだって。
そういう設定は全然構わないんだ。
当時の厳格な階級社会に立ち向かう恋!ってなもんで、
むしろ燃えで萌えな展開なんだ。

……だけどなー。
なんというか、
このふたりがそこまで惹かれ合っていたってところに、
ちょいと納得できなかったというか……。

エマは若い美人で、働き者、性格は控え目で照れ屋。
しかも、元家庭教師である主人のケリー・ストウナーから、
読み書き・立ち居振る舞いに始まりフランス語まで教わっていて、
そんじょそこらのメイドじゃない。
よってモテまくる。
だから恩師を訪ねたウィリアムが、
そこで出会ったエマにぽーっとなるのも当然っちゃ当然。

だけど、やっぱりほらそこが「階級社会」なわけで。
ウィリアムが、
「美人メイドつまみぐい♪」
って鼻持ちならないバカボンなら、
かえって納得はいくんだけどw
が、彼は好意全開のお坊ちゃんなのだ。
そういう人が最初から階級社会の常識をかなぐり捨てて、
メイドにそんなに熱心になるかなあ?
という疑問が、どうしてもつきまとってしまった。
そこまで一途に思い込むほど、
一目でエマに惚れ込んじゃったって印象も受けなかったし。

エマにしても、
ウィリアムにプレゼント買ってもらったり、
誘われたデートに出かけたりはしているが、
それってメイド的にはどうなんだろう?
もらったラブレターに片っ端からお断わりの返事を書いていたのに、
なぜにウィリアムにだけはそうもフレンドリーだったんだ?
大恩ある主人ケリーの教え子だったから?
だけどそれならよけいに遠慮しないか?

ってことで、
「……えーと、アナタたち一体いつからそんなラブラブに?」
という戸惑いを終始ぬぐえなかった。
もともとニブいもので、すみません(´・ω・`)

面白かったけどね!

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昨日のやる夫真田と並行してたこっち、
読み終わったーヽ(・∀・)ノ

→ハンニバル・やる夫・バルカスがローマに喧嘩を売るようです(完結)

現地在住ローマ信者の方をリスペクトしつつケンカ売る、
って姿勢がとてもよかった!w
私は歴史好きとは言っても、
なーんにも考えずに与えられたものをほいほい食べてるだけだから、
この行動を起こした動機は……という解釈に、
へーほーなるほど!とすっかりワトソン君気分w
いやいや、でも物語としてもきれいにまとまっててよかったー。

作者さんのAAチョイスのセンスも好きだ(・∀・)
やる夫ものなので主人公やる夫なのは仕方ないwが、
個人的趣味から言ったら、
部下マゴーネのAAだった新城直衛の方が、
ハンニバルには合ってる気がするなあ。
いや、『皇国の守護者』は漫画版しか読んでないんだけどw

そしてエピローグ出演のオクタヴィアヌス、夜神月!
確かにあの初代皇帝はライトっぽいなw
(運動まったくダメだが)
「新生ローマの皇帝となる」って、そのまんまwww
作者さんオクタヴィアヌス好きみたいだし、
これで1本作ってほしいなあ。

余談:オクタヴィアヌス・カエサル=小八郎・象かw
結構意訳できちゃう名前って面白いよなw

ガーディアン ハンニバル戦記
 あー映像観たくなってきたw

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ずっと読みたかった本を、やっと読めた。


うちの実家は田舎だったので、
同級生のお父さんが「猟師」だったりして、
学校帰りにでろーんと横たわったツキノワグマなんか
見たことはある。

熊肉のおすそわけなんてものをもらったこともある。

そういう育ちのせいか、
人間って「狩りをする雑食動物」だって感覚が普通にある。

ということで、
バイト先に猟師の先輩がいたことから自分もワナ猟師になった、
著者の千松信也氏の経験を大変興味深く読ませていただいた。

なんせ、貴重な経験を惜しみなく書いてくれている。
それが面白くないわけがない!
狩猟免許取得、ワナの仕掛け方、
獲物(イノシシ・シカ)の仕留め方、
解体方法、肉の食べ方だけでなく、
革のなめし方(これは普通専門業者しかやらない作業だそう)、
網猟、漁業、
野草の食べ方まで、
猟師ライフを微に入り細にわたって教えてくれる。

これ1冊あれば、自分も猟師になれるような錯覚を起こすくらいだw

豊富なカラー写真で、
解体手順なんかも細かく説明してくれているので、
生々しいのが苦手な人にはちょっとキツいかもしれない。

しかしこの解体・精肉段階ごとの写真がまた興味深かった。
同じ「肉」という物体なのに完全に見た目だけで、
私の反応は、
「……これに触るには勇気が要るな」と
「おいしそう!」に分かれるのだ。

たぶん猟師の人は、
獲物を見つけた瞬間から「おいしそう!」なのだろうし、
ベジタリアンは猪肉ベーコンやシカ肉タタキでも、
「これに触るのは……」ってなるんじゃないかと思った。

食、ってそれくらい個人差、文化差があるものなのだ。

読むだけで私まで命の源に触れた気にさせてもらった、
期待以上の本だった。

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今さらカミングアウトするまでもなく、
まあ最初からあからさまなことなのだがw

私は薀蓄マンガが大好きだヽ(・∀・)ノ

啓蒙とか衒学とかじゃなく。
描いている人がそのモノが好きで好きでたまらない、
ゆえについ「語り」が入ってしまう、
そんなマンガが好きなのだ。

先日の『Q.E.D.証明終了』も、
数学その他理系の薀蓄がとっても面白かった。
『GIANT KILLING』も、
知識に裏付けられたサッカー楽しー!って世界観がいい。

てことで、今回手をつけたのが、
『並木橋通りアオバ自転車店』。


テーマはズバリ「自転車」。
といって競輪とかロードレースといった専門競技ではなく、
普通の人の普通の日常に関わる自転車の話。
いやー、その地味さが逆にいいんだよねー(・∀・)

なにより出てくる自転車が面白すぎる。
自転車も「手段」ではなくて「趣味」なのだね、やっぱw
(→作中で出てくる折りたたみ自転車についてはコチラで)

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