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家族したり、本読んだり、ゲームしたり。 そんな日常の身辺雑記。  
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ずっと読みたかった本を、やっと読めた。


うちの実家は田舎だったので、
同級生のお父さんが「猟師」だったりして、
学校帰りにでろーんと横たわったツキノワグマなんか
見たことはある。

熊肉のおすそわけなんてものをもらったこともある。

そういう育ちのせいか、
人間って「狩りをする雑食動物」だって感覚が普通にある。

ということで、
バイト先に猟師の先輩がいたことから自分もワナ猟師になった、
著者の千松信也氏の経験を大変興味深く読ませていただいた。

なんせ、貴重な経験を惜しみなく書いてくれている。
それが面白くないわけがない!
狩猟免許取得、ワナの仕掛け方、
獲物(イノシシ・シカ)の仕留め方、
解体方法、肉の食べ方だけでなく、
革のなめし方(これは普通専門業者しかやらない作業だそう)、
網猟、漁業、
野草の食べ方まで、
猟師ライフを微に入り細にわたって教えてくれる。

これ1冊あれば、自分も猟師になれるような錯覚を起こすくらいだw

豊富なカラー写真で、
解体手順なんかも細かく説明してくれているので、
生々しいのが苦手な人にはちょっとキツいかもしれない。

しかしこの解体・精肉段階ごとの写真がまた興味深かった。
同じ「肉」という物体なのに完全に見た目だけで、
私の反応は、
「……これに触るには勇気が要るな」と
「おいしそう!」に分かれるのだ。

たぶん猟師の人は、
獲物を見つけた瞬間から「おいしそう!」なのだろうし、
ベジタリアンは猪肉ベーコンやシカ肉タタキでも、
「これに触るのは……」ってなるんじゃないかと思った。

食、ってそれくらい個人差、文化差があるものなのだ。

読むだけで私まで命の源に触れた気にさせてもらった、
期待以上の本だった。

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