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第一部より面白くない、とかねて聞いていた『センゴク天正記』。
そーなんだ、『センゴク』は面白かったのになー、残念だなー、
なんて遠ざかってたんだが、手を出してみた。
面白いじゃないか!!!(゚∀゚)
織田・豊臣・徳川に、
武田・上杉・伊達・真田と、
戦国時代なんて、すでに手垢つきまくっている。
しかしこの作品の主人公は、
知名度Cクラス(←私調べw)の仙石権兵衛。
かの司馬遼太郎作品『夏草の賦』終盤に出てきて、
そりゃあ見事な憎まれ役となっていた。
そんな人物を主人公に据えているのだから、
このマンガは気合いが違うw
教科書や以前の常識をくつがえすさまざまな新説を
ガンガン繰り出してくる。
それが面白いのだv
(なので、ある程度戦国時代を知らないと面白くない)
もともとこのマンガにはそういう面を期待していたもので、
『センゴク』での重要キャラだったヒロインが不在となった
『センゴク天正記』のほうが、
サクサクと戦いの話が読めて、かえっていいくらいだw
現在3巻、まさに長篠の戦い直前。
「なぜ武田軍は織田軍を前にしながら川を渡ったか」という
長篠の戦いの謎のひとつを解いてみせ、
猛将・山県昌景の突撃が描かれようとしている。
くはー、4巻、4巻はまだかーーー!!??
常識をひっくり返して新たな「戦国」を見せるのが、このマンガ。
狂気を孕んだ織田信長や、
ヒキニートの竹中半兵衛はさておき、
あんな羽柴藤吉郎を、斎藤龍興を、徳川家康を、
お市を、明智光秀を、そして顕如を、私は初めて見たw
(『へうげもの』の秀吉もそうだが)
みんな濃すぎw
だけど戦国時代ってこれくらいパワフルじゃなきゃダメかも、
って妙な説得力にも満ちあふれてて、それもいいw
そのパワー、落ちてないじゃないか!
『センゴク天正記』、これらも読むぞー!
外伝の『桶狭間戦記』も楽しみだしねw
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