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![]() | スーザン・A. クランシー, Susan A. Clancy, 林 雅代 ¥ 651 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
オカルト話、
興味がないわけじゃないが、断じて好きじゃない。
「こんなことがあってさー」
と、軽い話のタネに持ってこられる分には、
「あはは」と笑ったり、「へええ」と感心もできるが、
「本当にこんなことがあった! ○○は実在する!」
と真顔で言われても非常に困る。
日本じゃ表題のエイリアン話は少ないけれど、
幽霊だの超能力だの占いだのなら、
ビリーバー(信奉者、と言えばいいのか?)は結構いる。
その場限りのお遊びを越えて、
「A型だからうんぬん」「牡羊座だからかんぬん」
なんて主張する人には、
心の中で分厚いシャッター下ろすタイプなのだ、私はw
この本はアメリカに多いという、
「私はエイリアンに誘拐されて人体実験を受けた」
と主張する人たちの研究報告だ。
著者は心理学者、すなわち科学者なので、
存在するという物理的証拠のないエイリアンは信じていない。
だが、これらのアブダクティー(誘拐された人)たちを、
妄想にとらわれた愚かな/哀れな人ということで片付けず、
丁寧にアプローチしていく。
「エイリアン」は存在しなくても、
それが存在すると信じる「人の心」は存在するわけだからして。
筆者が導き出した結論は、
私にはとても納得のいくものだった。
日本でも、エイリアンは信じてなくても、
自分の体験=記憶を信じている人は結構いるはずだw
そういう人は、
エイリアンではなくても奇妙な思い込みを持っている可能性がある。
そんなことはない、自分は何も信じてないという人は、
信じないという思い込みを持ったノイローゼと思われる。
あー、人間て面白いw
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